はじめに
引っ越しを機になど、家具を新しくしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
家具の色は部屋の雰囲気を大きく左右する要素のひとつです。
しかし、色の組み合わせが難しくて、失敗しないか不安になることもありますよね。
そこで今回は、家具の色の選び方と色の心理効果についてご紹介します。
◆家具の色の選び方のポイント
家具の色を選ぶときには、以下のポイントに注意すると失敗しにくいです。
1 床の色と家具の色は近すぎないようにする
近すぎると部屋がのっぺりとした雰囲気になります。
例えば、木目調の床に木目調の家具を置くと、色のコントラストがなくなってしまいます。
床と家具の色は、明るさや色相が異なるものを選ぶと良いでしょう。
床と同じ色合いの家具は部屋がぼやけた印象に
床と異なる色の家具を配置することでメリハリのある印象に
→それでも床と同じ色合いの家具を置きたいなら!
すでに持っている家具が床と同じ色合いだったり、気に入った家具の色が選べなかったりと、なかなか床と違う色合いの家具を選べない場合もありますよね。
そんな場合は以下のテクニックを使うことで、メリハリのある部屋に仕上げることができます。
2 家具の色は3色に絞る
家具の色は3色に絞り、部屋の7割はベースカラー、2割はメインカラー、残りの1割はアクセントカラーにするとバランスが良くなります。
家具の色が多すぎると、部屋がごちゃごちゃとした印象になります。
家具の色は、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3つに分けて考えることを覚えておきましょう。
色が多すぎるとまとまりのない印象に
色を3色に抑えることでまとまりがある印象に
ベースカラーの選び方(全体の70%となる色)
ベースカラーは、部屋の基調となる色です。
床や壁の色に近い色を選ぶと、部屋に一体感が出ます。
また、白やベージュなどの明るい色を選ぶと、部屋が明るく広く見えます
メインカラーの選び方(全体の20%となる色)
メインカラーは、部屋の中で目立つ色です。ソファやカーテンなどのファブリックの色をメインカラーにすると、部屋に柔らかさや温かみが出ます。
また、鮮やかすぎない色にすることでアクセントカラーとの調和がとれ、全体のバランスが整います。
アクセントカラーの選び方(全体の10%となる色)
アクセントカラーは、部屋にアクセントを加える色です。
小物やクッションなどで自分の好きな色を取り入れると、部屋に個性や華やかさが出ます。
3 色の心理効果を考える
色にはそれぞれ異なった心理効果があります。
そのため色の心理効果を理解することで、よりあなたの理想の部屋に近づけることができるでしょう。
◆色の組み合わせによるインテリアのイメージ
では色の組み合わせにより、実際にどのようなイメージの部屋を作ることができるのでしょうか。
いくつかのイメージを見てみましょう。
白・グレー・赤の組み合わせ
白・グレー・赤*の組み合わせは、モダンでスタイリッシュな雰囲気を作ります。
白とグレーは無彩色で、部屋にシンプルさや清潔感を出します。赤はアクセントカラーとして、部屋に活気や情熱を与えます。
この組み合わせは、都会的で洗練された印象を与えます。
ベージュ・ブラウン・グリーンの組み合わせ
べージュ・ブラウン・グリーンの組み合わせは、ナチュラルで落ち着いた雰囲気を作ります。
ベージュとブラウンは暖色系で、部屋に温かみや柔らかさを出します。グリーンはアクセントカラーとして、部屋に癒しや安らぎを与えます。
この組み合わせは、自然や木のぬくもりを感じさせます。
白・青・黄の組み合わせ
白・青・黄の組み合わせは、爽やかで明るい雰囲気を作ります。
白はベースカラーとして、部屋に広さや明るさを出します。
青はメインカラーとして、部屋に清潔感や爽やかさを出します。
黄はアクセントカラーとして、部屋に楽しさやポジティブさを与えます。
この組み合わせは、夏や海を連想させます。
白・グレー・ピンクの組み合わせ
白・グレー・ピンクの組み合わせは、フェミニンで可愛らしい雰囲気を作ります。
白とグレーは無彩色で、部屋にシンプルさや清潔感を出します。ピンクはアクセントカラーとして、部屋に優しさやロマンチックさを与えます。
この組み合わせは、女性らしさや甘さを表現します。
白・ベージュ・ゴールドの組合みわせ
白・ベージュ・ゴールドの組み合わせは、エレガントで高級感のある雰囲気を作ります。
白とベージュは暖色系で、部屋に温かみや柔らかさを出します。
ゴールドはアクセントカラーとして、部屋に華やかさや豪華さを与えます。
この組み合わせは、上品さや品格を表現します。
おわりに
以上のように、色の選び方によって部屋の雰囲気は大きく変わります。
自分の好みや目的に合わせて、色をコーディネートしてみてくださいね。
家具の色の選び方と心理効果についての記事は、ここまでです。
参考になりましたでしょうか。ご覧いただきありがとうございました。
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